茶道を始めた頃

私がきものに触れるきっかけは

十八歳で茶道を始めた事です

それまできものには殆ど縁のない人生でした

 

 

茶道のお稽古では毎年お正月に初釜茶会があります

普段は洋服の先輩方も

その時にはやはりきものを着られます

私も先輩方に合わせてきものを着ますが

自分では着られないので

美容院でお願いしていました

 

 

着付けとヘアセットを美容院でしてもらうと

それなりにお金が掛かります

毎回の茶会でセット代が掛かるのは

自分のお給料では痛い出費です

 

きものは母が揃えてくれたので

あとは着付けさえ出来れば

いつでも気軽に無料で着て行けます

 

それならと思い

青少年カルチャーセンターの

着付け教室へ通い始めました

カルチャーセンターは

青少年に向けた定期講座で

料金はとてもお安く設定されていました

着付け教室は半年間のカリキュラムで

長襦袢、浴衣、名古屋帯、袋帯の二重太鼓まで

ひと通り教えてもらえました

 

 

それまできものに殆ど縁のなかった私は

きものの着方を習ってから

お茶会へは自分で着て行けるまでになりました

 

一度着られる様になると自分に自信が付きました

ですが着られる技術を身につけるのと

着慣れるのとは話が違ったのです