特別な日だけのきもの
カルチャーセンターで
着付けが出来るようになった私は
お正月のお茶会へは自分できものを着て
行けるようになりました
ですが普段のお稽古は
仕事帰りに通っていたこともあり
相変わらず洋服です
するときものを着ていく機会はお正月だけで
着付け技術はだんだん
忘れていっておろそかになりました
着付け時間も着方を思い出すところからで
アチコチ直しながらだと
時間が掛かっていました
何とか着たとしても着崩れが気になり
満足のいく着姿とはかけ離れていました
着付け教室で習った補正も
段々面倒くさくなって
いい加減になっていました
そして退職、結婚、出産、育児と
年齢と共に自分の体型の変化にも
無頓着になっていました
そんな状態では年に一度の茶会でも
着崩れなく綺麗に着付ける事は難しいです
「きものが着られる自分」
その自信となっていた部分が崩れていくと
きものを着る機会も
とても不安になっていったのです