補正は時と場合で加減する
補正は襦袢より内側下着の上につけます
夏などはどうしても
汗をかいたり蒸れや暑さが気になります
着姿を美しく整えるためには補正は必要ですが
かと言って補正のせいで
暑くて気分が悪くなったりあせもが出来たりと
体に負担があるようではいけません
季節やきものによって補正の分量も加減しましょう
例えば夏の浴衣です
浴衣は字のごとくお風呂上がりに着るような
最もくだけた雰囲気のきものです
本来なら肌に直接羽織ってもよいきものなので
気楽に着られる物と捉えて
涼しく着る浴衣の良さを重視し
補正も普段より少なくしても良いかもしれません
反対に未婚女性の
最も正式なきものである振袖は
きものや帯を美しく見せるポイントが決まっています
振袖特有の美しい着姿に近づけるため
補正をしっかりする必要があるのです
このように補正は
着る場面やきものの種類で加減し
美しさと着やすさの
バランスをとる事が大切です