私がきものを好きな理由

私がきものを好きな理由

それはきものに愛と敬意が込められているから

 

 

私がきものに触れるきっかけは

茶道を始めた事

 

私の母はお茶のお稽古に必要だろうとせっせときものを誂えてくれました

共働きで稼いだお金から少しずつローンを組んで

決して安くないきものを

たくさんたくさん作ってくれました

 

母は二十数年経った今でも

「娘達が結婚する時には

きものを持たせてあげたかったから頑張って仕事をした」

と懐かしそうに話してくれます

 

母の愛と思いが詰まったきものは

今も私に自信を与えてくれます

 

私のきものに対する思いの根底には

愛と敬意が込められた服

というのがあります

 

それは誂えてくれた人

それを買ってくれた人

それを着る自分

 

生産者、親、子ども、孫

その先もずっと・・・

きものは世代を超えて思いを伝えられるすごい服だと思う

あなたのタンスに眠ってるきものはあなたへの愛の形の一つなんだよ

この記事を書いた人

junco

資格:表千家茶道講師

表千家茶道歴29年
ミセスなでしこ日本2022三重県準グランプリ

茶道を続ければ続けるほど着物の楽しさ奥深さを感じます。
改まった場に相応しい、四季を取り入れた装いを茶道を通じてお伝えいたします。